日本のアニメが海外でも高い人気を誇るようになっていますね。そのことが広く世間に認知されたのはわりと最近のことですが、日本のアニメがアジアはもとより、ヨーロッパでも子供たちに広く受け入れられていたのは、70年代にさかのぼることです。まだ他のヨーロッパ諸国での日本のアニメの放映がそれほど多くない時代から、日本のアニメを非常に多く放映していた国はイタリアです。イタリアというとラテン民族で、なんだか日本人とは感覚がかけ離れているような感じがしますよね。ですが、実際は情緒の面で日本人ととても共通する感覚のある人達なのだそうです。
実際ヒットした有名なアニメだけでなく、日本人でも知らない人も結構いるんじゃないかというアニメまで放映されていたようです。日本のテレビアニメの中で、ヨーロッパでもっともひろく深く浸透している作品は何でしょうか。わりと最近だとポケモン等になるのでしょうか。ですが、日本のテレビアニメの認知度をもっとも高めた作品というと、スイスの作者によって描かれた、名作アニメシリーズの一つではないかと思います。ドイツ語で書かれた原作は、非常にキリスト教色の強い内容です。
比較して、日本でも大ヒットしたそのアニメには、キリスト教の教義を感じさせるようなものは全く見受けられません。ですが、今日ヨーロッパの場において、その作品のタイトルを言うと、連想されるものは原作の児童小説よりも、圧倒的に日本のそのアニメなのだそうです。キリスト教社会なのにいいのかな、とかいらぬ心配もしてしまいますが、日本で放映されたキリスト教色を排したその作品は、キリスト教が前面に出てこない分、よりキリスト教の深い精神があらわ背れているといった評価もあります。そういったところもヨーロッパで浸透した理由なのでしょうか。